結婚相談所でお見合いが成立すると、「当日は何を話せばよいのか」「男性はスーツで行くべきか」「お茶代はどちらが払うのか」と迷うことがあります。
結婚相談所のお見合いは、マッチングアプリで初めて会うデートと同じではありません。相談所や連盟が日時・場所を調整し、終了後の返事も担当者やシステムを通して提出する場合があります。
一方で、服装、会話時間、お茶代、連絡先交換、返事の期限、キャンセル時の扱いは、すべての相談所で同じではありません。この記事では、一般的な流れと特定の相談所・連盟のルールを分けながら、お見合い成立後から当日、終了後の意思確認までを整理します。
※制度・ルールに関する記載は2026年9月3日時点の公式情報を確認しています。実際の活動では、所属する相談所・連盟から届く最新の案内を優先してください。
結婚相談所のお見合いは「もう一度会いたいか」を確かめる場
結婚相談所のお見合いでは、一度会っただけで結婚相手としての最終判断をする必要はありません。まずは、プロフィールだけでは分からない話し方や雰囲気に触れ、「もう一度会って話したいか」を考える場と捉えると準備しやすくなります。
一般的には、次のような順番で進みます。
- お見合いが成立する
- 相談所や担当者を通して日時・場所を調整する
- 相手のプロフィールと当日のルールを確認する
- 指定された会場またはオンラインで顔を合わせる
- 挨拶をして、1時間前後を目安に会話する
- 終了後、担当者や指定システムへ交際希望・お断りの返事を出す
- 双方が交際希望なら、連絡先の共有などを経て仮交際へ進む
ただし、「1時間前後」や返事の方法・期限は、代表的な運用例です。自分の相談所から別の案内がある場合は、その内容に従ってください。
お見合い成立後から当日までに確認すること
成立後は、服装や会話だけでなく、当日の運用を先に確認します。次の項目を一つずつ見れば、直前に慌てにくくなります。
| 確認項目 | 確認する内容 | 確認先 |
|---|---|---|
| 日時・場所 | 開始時刻、会場名、フロア、待ち合わせ場所、予約名 | 担当者からの連絡・会員システム |
| 実施形式 | 対面かオンラインか、担当者の引き合わせ・同席があるか | 担当者 |
| 服装 | 相談所・連盟から指定や推奨があるか | 活動ルール・担当者 |
| 緊急連絡 | 遅刻、体調不良、相手と会えない場合の連絡方法 | 活動ルール・担当者 |
| 費用 | お茶代、飲食代、担当者同席時の費用を誰が負担するか | 活動ルール・担当者 |
| 終了後の返事 | 提出先、提出期限、相手への直接連絡の可否 | 活動ルール・担当者 |
日時・場所は相談所を通して決まることがある
結婚相談所のお見合いでは、双方の希望日をもとに担当者が調整し、ホテルラウンジや落ち着いたカフェなどが指定されることがあります。店舗やオンラインで実施できるサービスもあります。
ただし、誰が予約するか、場所をどちら側が提案するか、担当者が引き合わせるかは相談所によって異なります。会場名だけでなく、入口・フロア・席の予約・予約名まで確認しておくと安心です。
IBJでは、双方のカウンセラーが日程を調整し、主にシティホテルの落ち着いたラウンジなどを設定すると案内しています。詳しくはIBJのお見合いの仕組みで確認できます。これはIBJの運用例であり、すべての相談所に共通する決め方ではありません。
遅刻・キャンセルは分かった時点で指定先へ連絡する
体調不良や交通障害などで到着が遅れる、または参加できない可能性が生じた場合は、相手へ個人的に連絡しようとせず、相談所が指定する緊急連絡機能や担当者へ連絡します。連絡方法を当日になって探さないよう、事前に確認しておきましょう。
たとえばIBJのお見合いと交際のルール&マナーでは、成立後のお見合いは原則取り消せず、キャンセル時は所定のキャンセル料が必要と案内されています。また、当日15分以上遅刻し、お見合いができないと相手が判断した場合などは、当日キャンセルの扱いとなります。
これはIBJの代表例です。キャンセル料の有無・金額、日程変更の条件、遅刻時の扱いは、所属する相談所・連盟の契約と最新ルールを確認してください。
30代男性がお見合いで選びたい服装
服装で大切なのは、特定のアイテムを着れば成功するという考え方ではなく、会場・季節・相談所の案内に合い、相手に対して準備してきたことが伝わる装いにすることです。
男性は、次の順番で考えると決めやすくなります。
- 所属相談所・連盟に服装の指定や推奨がないか確認する
- ホテルラウンジ、相談所店舗、オンラインなど会場に合わせる
- 季節に合い、体のサイズに合った服を選ぶ
- 色やブランドより、清潔さと整った印象を優先する
IBJの公式案内では、男性の例として、紺やグレーのスーツに明るいワイシャツを合わせる装い、またはパンツとジャケットを合わせる装いが紹介されています。ただし、これはIBJが示す服装例であり、「結婚相談所のお見合いでは全員が必ずスーツ」「季節を問わずジャケット必須」という共通ルールではありません。
迷った場合は、手持ちの候補を着た写真を担当者へ送り、会場と所属先のルールに合うか確認するのが確実です。
身だしなみは前日と会場到着後に確認する
- 髪に寝ぐせがなく、顔にかかりすぎていないか
- ひげを整え、口元・鼻毛・眉毛に目立つ乱れがないか
- シャツやジャケットに強いシワ、汚れ、毛玉がないか
- 靴に目立つ汚れがなく、服装と合っているか
- 爪が長すぎず、手元が清潔か
- 香水や整髪料の香りが強すぎないか
- 汗をかく季節は、会場到着後に汗やにおいを整えられるか
高価な服を新しく買うことより、サイズが合っていること、汚れやシワがないこと、相手と会場に失礼のないことを優先します。
お見合い当日の流れ
1.余裕を持って会場へ着く
hareruでは、初めて行く会場なら開始時刻の15〜20分前に建物へ着き、お手洗いや身だしなみの確認を済ませ、指定された待ち合わせ場所へ余裕を持って移動することを提案します。これは遅刻を避けるための実践提案であり、集合時刻のルールではありません。
IBJでは会場に10分前に到着するよう案内しています。自分の相談所から到着時刻の指定がある場合は、その案内を優先してください。
2.相手を見つけたら自分から挨拶する
相手を見つけたら、笑顔で相手の方を向き、聞き取りやすい声で挨拶します。
「はじめまして、○○です。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。よろしくお願いします」
長い自己紹介は着席後で構いません。最初は名前と感謝を簡潔に伝えます。相手を見つけられない場合は、周囲を探し続けるより、決められた連絡方法で早めに確認しましょう。
3.着席して飲み物を注文する
席へ案内されたら、相手の注文を急かさず、自分も会場に合った飲み物を選びます。高額なメニューや食事を追加してよいか迷う場合は、所属先の案内を優先します。
店員への言葉遣いや態度も、相手は自然に見ています。特別に格好をつける必要はありませんが、相手と店員の双方へ丁寧に接します。
4.プロフィールをきっかけに会話する
お見合い前に相手のプロフィールを読み、話してみたい内容を3つほど準備します。当日にプロフィール画面を見続けるのではなく、覚えた内容を会話の入口にします。
一問一答で質問を重ねるより、相手の答えを受けて自分の話も少し返すと、会話が続きやすくなります。
5.時間を確認して区切る
会話時間は相談所・連盟の案内に従います。IBJでは1時間前後が目安です。話が盛り上がっても、一方の判断だけで大幅に延長せず、区切りのよいところで終了します。
反対に、早い段階で交際を希望しないと感じても、露骨に態度を変えたり、理由をその場で伝えたりする必要はありません。時間を作ってくれた相手への敬意を保ちます。
6.会計と終了の挨拶をする
お茶代の扱いは、必ず所属する相談所・連盟のルールを確認します。IBJでは女性のお茶代を男性が支払うルールです。一方、ツヴァイのお見合い場所・当日の案内では、ツヴァイはお茶代を一律にルール化していないと説明しています。
そのため、「結婚相談所のお見合いでは男性が必ず全額払う」「現在はすべて割り勘」と一般化できません。会計時に初めて相談するのではなく、事前に負担方法を確認し、必要な支払い手段を準備しておきましょう。
終了時は、交際希望をその場で迫らず、「今日はありがとうございました。お話しできてよかったです」と感謝を伝えて解散します。次の約束や連絡先交換をその場でしてよいかも、所属先のルールを優先してください。
お見合いで話しやすい内容と会話の広げ方
会話の目的は、質問をすべて消化することではなく、お互いが無理なく話せるかを確かめることです。プロフィールに書かれた内容から始めると、突然プライベートへ踏み込みにくくなります。
話題として使いやすい内容
- 休日の過ごし方
- 趣味を始めたきっかけや最近楽しんだこと
- 好きな食べ物、よく行くエリア、行ってみたい場所
- 仕事のやりがいや働き方を、守秘義務や個人情報に触れない範囲で聞く
- プロフィールにある共通点
- 最近見た映画、本、スポーツ、旅行など
たとえば、相手が「休日はカフェへ行きます」と話したら、「どんな雰囲気のお店が好きですか」と一段だけ掘り下げ、自分の経験も短く返します。「なぜ」「ほかには」と質問だけを続けるより、会話のキャッチボールになります。
初対面では聞きすぎない方がよい内容
- 過去の恋愛や、別れた理由の詳しい説明
- ほかに何人とお見合い・交際をしているか
- 所属相談所や活動状況の詮索
- 勤務先の社名、最寄り駅、詳しい住所など、プロフィール以上の個人情報
- 貯金・資産・借入れの金額を一方的に細かく聞くこと
- 子ども、家事分担、住む場所、親との同居などについて、回答を迫る形で詳細まで確認すること
- 外見、年齢、婚姻歴、家族について否定的に評価すること
結婚観や生活設計は、結婚相手を考えるうえで大切です。ただし、お見合いの短い時間で項目をすべて確認する必要はありません。相手から自然に話題が出た場合は会話して構いませんが、正解を求める面接のようにしないことが大切です。
IBJも、お見合いでは過去の恋愛、所属相談所、ほかのお相手とのお見合いの話を避けるよう案内しています。禁止事項や推奨されない話題は所属先によって異なるため、自分の活動ルールも確認しましょう。
相談所・連盟によって異なるルール
次の表は、一般的な傾向とIBJの代表例、自分の相談所で確認すべき点を分けたものです。IBJのルールを、ほかの相談所にもそのまま当てはめないでください。
| 項目 | 一般的な傾向 | IBJの代表例 | 自分の相談所で確認すること |
|---|---|---|---|
| 日時・場所 | 担当者やシステムを介して調整する場合がある | 成立後1週間以内に希望日を伝える。実施日は先でもよいが、原則1カ月以内の日程を希望日として連絡。場所はカウンセラーと相談 | 希望日の出し方、予約担当、会場、オンライン可否 |
| 服装 | 会場と季節に合う、清潔感のある装いを選ぶ | 男性は紺・グレーのスーツや、パンツとジャケットの装いを案内 | 必須条件か推奨例か、夏季・オンライン時の扱い |
| 会話時間 | 初対面で負担が大きくならない時間に区切る | 1時間前後が目安 | 標準時間、延長の可否 |
| お茶代 | 男性負担、各自負担など運用が異なる | 女性のお茶代は男性が支払う | 負担者、食事・追加注文、担当者同席時の費用 |
| 連絡先交換 | 交際成立後に相談所を介して共有する場合がある | お見合い中の交換は禁止。仮交際成立後に担当者を通して交換 | 交換できる時期、共有方法 |
| 返事 | 担当者または会員システムへ提出する場合がある | できれば当日中、遅くとも翌日13時までと案内 | 提出先、期限、修正可否 |
| キャンセル | 成立後の変更や取消しに条件がある場合がある | 成立後の取消しは原則不可。所定のキャンセル料が発生 | 日程変更、キャンセル料、当日扱い、緊急連絡方法 |
お見合い後の返事は何を基準に決めるか
お見合い後は、相手に直接返事をせず、担当者や指定システムへ交際希望またはお断りを提出する相談所があります。IBJでは、直接ではなくカウンセラーへ伝え、できれば当日中、遅くとも翌日13時までに報告するよう案内しています。
返事の期限は相談所・連盟によって異なります。帰宅後に考える時間を取りたい場合も、いつまでに提出すべきかは事前に確認してください。
交際希望を考えやすい3つの質問
- もう一度会って、今回話せなかったことを話してみたいか
- 相手とお互いに敬意を持って会話できたか
- プロフィールとの重大な食い違いや、安心して会い続けにくい違和感がなかったか
強いときめきがなかったことだけで、すぐにお断りする必要はありません。一方で、無理に良い点を探して交際希望を出す必要もありません。「結婚相手として確定できるか」ではなく、「次にもう一度会いたいか」で考えます。
お断りを考えてよいケース
- 会話や店員への態度に、今後も会い続けにくい不安を感じた
- プロフィールと実際の説明に重大な食い違いがあった
- 自分や他者を尊重しない発言が続いた
- もう一度会って確認したいことが特に思い浮かばない
相手本人へお断り理由を伝えるのではなく、指定された方法で相談所へ返事をします。安全面やルール違反に関わることがあれば、単に「合わなかった」で済ませず、事実を担当者へ共有してください。
双方が交際希望なら仮交際へ進む
双方が交際希望を出すと、相談所が連絡先を共有するなどして、仮交際へ進む場合があります。仮交際は、結婚や真剣交際が決まった段階ではありません。お見合いだけでは分からなかった人柄や生活感を、複数回の連絡・デートを通して知っていく入口です。
成立後の最初の連絡方法、初回デートの時期、複数人との仮交際、交際終了の伝え方にも相談所・連盟ごとのルールがあります。仮交際成立後の連絡・デート・複数交際・交際終了までの進め方は、結婚相談所の仮交際の進め方で整理しています。
結婚相談所のお見合いに関するよくある質問
男性は必ずスーツで行かなければいけませんか?
すべての結婚相談所に共通する必須条件ではありません。IBJは男性の例として紺・グレーのスーツや、パンツとジャケットの組み合わせを案内しています。所属先のルール、会場、季節を確認し、迷う場合は担当者へ候補写真を見せて確認しましょう。
会話は何分続ければよいですか?
IBJでは1時間前後が目安です。ただし、全相談所共通の決まりではありません。指定時間があれば従い、会話が盛り上がっても相手の予定を確認せず大幅に延長しないようにします。
お茶代は男性が払いますか?
相談所・連盟によって異なります。IBJでは女性のお茶代を男性が支払うルールですが、ツヴァイはお茶代を一律にルール化していないと案内しています。会計時に迷わないよう、事前に所属先へ確認してください。
お見合いで結婚観を聞いてはいけませんか?
一切話してはいけないわけではありません。ただし、初対面の短い時間で子ども・住居・家事・資産・家族との関係まで回答を迫ると、相手が面接のように感じることがあります。自然に話題が出た範囲で話し、詳細は関係が進んでから段階的に確認します。
お見合い中に連絡先を交換してもよいですか?
所属先のルールを確認してください。IBJでは、お見合い中の名刺交換を含む連絡先交換は禁止され、仮交際成立後に担当者を通して共有されます。よい印象を持っても、その場で交換を求めない方が安全です。
交際希望は「結婚したい」という意味ですか?
お見合い後の交際希望は、一般に「もう一度会って知りたい」という次段階への意思です。結婚や真剣交際を決める返事ではありません。ただし、段階の名称や定義は所属する相談所・連盟の案内を確認してください。
まとめ|ルールを確認し、もう一度会いたいかで判断する
結婚相談所のお見合いは、成立後に日時・場所が調整され、当日は挨拶、飲み物の注文、会話、会計、終了の挨拶へ進み、終了後に担当者や指定システムへ返事を出す流れが一般的です。
ただし、服装、到着時刻、会話時間、お茶代、連絡先交換、キャンセル、返事期限は相談所・連盟によって異なります。IBJなどの代表例をそのまま全社共通のルールと考えず、所属先の最新案内を優先してください。
当日は相手を短時間で採点するより、準備してきてくれたことへ感謝し、お互いに話しやすい時間を作ることが大切です。終了後は「もう一度会って話したいか」を基準に、自分の意思を期限内に提出しましょう。


