アプリの月額料金だけを見て始めると、会いに行く交通費や食事代が予算から抜けがちです。結婚相談所では入会時や成婚時、婚活パーティーでは予約・参加のたびに、支払いが発生する場合もあります。
30代男性だから共通の費用が決まるわけではありません。同じ婚活方法でも、使うサービス、活動期間、会う回数、移動距離、自分が負担する金額によって支出は変わります。
婚活費用を見積もるには、サービスに払うお金に、会うためのお金と必要な準備費を足すと考えると分かりやすくなります。さらに支払う月を書き込めば、総額だけでなく、まとまったお金が必要になる時期も見えてきます。
以下では、金額・利用期間・参加回数を自分の予定に置き換えて計算できるように、3つの婚活方法の費用を分けて説明します。結婚式や新居など、結婚が決まった後の準備費は今回の合計に含めません。
婚活費用の平均を探す前に、金額に含まれるものを確かめる
「男性の婚活費用は平均いくら」と書かれていても、サービス利用料だけの数字か、デート代まで含んだ数字かで意味が変わります。月あたりの支出と、活動開始から終了までの支出も、そのまま比べられません。
調査の数字を参考にするときは、対象年齢・性別、利用した方法、集計期間、含まれる費目を見てください。結婚した人だけを対象とした調査なら、活動中の人や途中でやめた人の支出は反映されていない場合があります。
本記事では「30代男性の婚活費用平均」を一つに決めず、公式料金と、自分で仮定する回数・負担額を分けて見積もります。個別サービスの料金は、そのサービスの契約条件を示す数字です。アプリ全体、相談所全体、パーティー全体の相場としては扱いません。
自分の婚活費を見積もるための記入表
候補サービスの料金ページと、普段使う交通経路を手元に置き、次の欄を埋めてみてください。紙やスマートフォンのメモに写して使えます。該当しない費用は0円、分からない費用は「未確認」と書き、区別して残します。
見積もる期間:__年__月〜__年__月
利用するサービス・プラン:____
契約期間・次回更新日:____
| 費目 | 金額・回数を記入 | 支払う時期・確認事項 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 入会金・登録料など、合計__円 | __月。基本料金に含まれる項目を重ねて足さない |
| 継続料金 | 月払い__円×課金__か月、または一括__円×購入__回 | __月。月額換算と一括支払額を両方足さない |
| 参加ごとの料金 | 参加料・お見合い料など、__円×__回 | 予約時・実施時など、利用先の案内を記入 |
| オプション | 月額__円×__か月/単発__円 | 使うものだけ記入。基本料金とは別の更新があるか確認 |
| 交通費 | 往復__円×__回 | 行き先別に計算。必要なら宿泊費も別途追加 |
| デート時の本人負担額 | 飲食・入場料など、1回__円×__回 | 二人分の会計と、自分が払う額を区別する |
| 必要な準備費 | 写真・服・証明書取得など、合計__円 | __月。手持ちの物で足りる分は購入費を足さない |
| 条件付き費用 | 成婚料・キャンセル料など、条件ごとに__円 | 発生条件:__。支払期限:__。通常の予定額とは別欄にする |
デート回数がまだ読めない場合は、少なめ・多めの2通りで計算すると支出の幅が分かります。この回数は予算を考えるための仮定で、出会いや交際の成立を予測するものではありません。
合計する前に、二重計上を取り除く
飲食代込みのパーティーなら、その飲食分を別の食事代として足す必要はありません。同じ外出でお見合いと別の予定を済ませる場合も、実際に使う経路に合わせて交通費を計上します。
普段の生活でも使う服や美容院代は、婚活のために追加する分を決めて計上すると見積もりやすくなります。全額を含める方法でも構いませんが、途中で計算基準を変えないようにしてください。
婚活方法ごとに、利用期間と回数を入れて計算する
マッチングアプリは、購入するプランの支払額から
アプリの見積額=基本プランの購入額+使うオプション・ポイント代+交通費+デート時の本人負担額+準備費
月払いを続ける予定なら、課金する月数を掛けます。複数月プランを購入するなら、一括支払額をそのまま入れます。無料で準備する期間と有料で使う期間が違う場合は、課金する期間に合わせてください。
料金構造の具体例として、Omiaiの公式料金では、クレジットカード決済の3か月プランは一括11,100円で、申込み時に一括払いと案内されています。月額換算の3,700円を毎月払う契約と読み違えないようにします。これはOmiaiの特定プランの例で、アプリ全体の標準価格ではありません。Omiai公式の料金プランで決済方法ごとの条件を確認できます。
3か月分の活動を見積もっていても、購入するのが6か月プランなら、支払い欄には購入時の全額を入れます。使わない期間の料金が戻る前提にはせず、更新・途中解約・返金の条件を契約前に確かめてください。
結婚相談所は、継続分と条件付きの支払いを分ける
相談所の見積額=初期費用+課金月数分の月会費+発生するお見合い料・オプション代+交通費+会うときの本人負担額+準備費
この金額とは別に、成婚料が設定されている場合は、その金額と発生条件を書きます。「条件を満たさない場合」と「満たした場合」の合計を分けておくと、後から必要になるお金を見落としにくくなります。
たとえば、エン婚活エージェントは登録料33,000円・月会費16,500円、お見合い料・成婚料0円を案内しています。一方、IBJメンバーズは登録料・活動サポート費・月会費に加え、成婚退会時の成婚料を設けています。この2社から相談所全体の相場を出すのではなく、候補先でどの費目が発生するかを読み取る例として使ってください。
エン婚活エージェント公式の料金・支払い案内
IBJメンバーズ公式の料金・費用
初期費用に含まれる作業や、お見合い料・成婚料の有無は候補先ごとに確かめます。複数の相談所から料金表を取り寄せて比べる段階では、結婚相談所の料金体系と活動総額の比較方法が使えます。
婚活パーティーは、参加する企画を一つずつ足す
パーティーの見積額=各企画の参加料の合計+参加・デートの交通費+成立後に会うときの本人負担額+準備費
参加料が同じなら「1回の料金×回数」で計算できます。企画ごとに料金が違う場合は、参加予定の金額を個別に足してください。飲食の有無、別途必要な入場料、割引の適用条件も開催ページで確認します。
支払いが予約時か当日か、支払期限がいつかは主催者や企画の案内に従います。初参加割引を毎回使えるものとして計算したり、参加すれば毎回デートにつながるものとして費用を組んだりしないようにします。
成立後のデート回数は、パーティー参加回数とは別の欄で仮定します。参加を終えた後も相手と会うなら、その交通費や本人負担額は続けて見込んでおきます。
※実在サービスの料金・支払い案内は2026年9月9日確認。上記は料金構造を理解するための具体例です。実際の契約・購入画面に表示される最新条件を確認してください。
仮の金額を入れると、総額と月ごとの負担はこう変わる
以下は計算手順を示すため、金額・回数を仮に置いた試算です。実在サービスの見積もり、方法別の相場、30代男性の平均ではありません。3か月は表示を簡潔にするための期間で、婚活を終える期限でも、推奨する契約期間でもありません。
例の金額はすべて支払額として扱い、税を追加しません。オプション・宿泊・キャンセル料はないと仮定し、条件付き費用は別に示します。異なる活動条件を使っているため、3例の金額で婚活方法の優劣は比較できません。
例1:アプリ代を最初にまとめて払う
3か月分のアプリ代12,000円を最初に払い、準備費を5,000円と仮定します。デートは月2回、1回の本人負担額3,000円、往復交通費800円として計算します。
- 会うためのお金:月2回×(3,000円+800円)=月7,600円
- 3か月分の合計:12,000円+5,000円+7,600円×3=39,800円
1か月目の支払いは24,600円、2・3か月目は各7,600円です。3か月分を均等に割った額だけでは、最初の負担を見落とします。
例2:相談所の初期費用と毎月の料金を払う
初期費用60,000円、月会費15,000円、準備費10,000円と仮定します。会う回数は月2回、1回の本人負担額3,000円、往復交通費800円。お見合い料は0円とします。
- 毎月の支払い:15,000円+月2回×(3,000円+800円)=月22,600円
- 条件付き費用を除く3か月分:60,000円+10,000円+22,600円×3=137,800円
初期費用と準備費を1か月目に払う設定なら、1か月目は92,600円、2・3か月目は各22,600円です。
さらに、仮に成婚料100,000円の支払条件を満たすなら、合計は237,800円になります。発生時期が未定なら100,000円を別枠で備え、支払月が決まってから月別予定へ移します。3か月目に払う仮定なら、その月は122,600円です。3か月で成婚する見込みを示したものではありません。
例3:パーティーへの参加と、その後のデートを見込む
1回4,500円のパーティーに月2回参加し、各回の往復交通費を800円と仮定します。それとは別に、月1回のデートで本人負担額3,000円と往復交通費800円、最初の準備費5,000円を見込みます。
- 毎月の支払い:月2回×(4,500円+800円)+月1回×(3,000円+800円)=月14,400円
- 3か月分の合計:5,000円+14,400円×3=48,200円
参加料も交通費もその月に払う設定なら、1か月目は19,400円、2・3か月目は各14,400円です。デート月1回は支出を計算するために置いた条件で、参加後の結果を予測した回数ではありません。
条件を一つ変えて、増減する費用を確かめる
例1でデートを月2回から月3回に変えると、本人負担額と交通費が月3,800円増えます。3か月では11,400円の増加です。アプリ代と準備費は、この仮定のままなら変わりません。
例3でパーティーへの参加を1回減らすなら、参加料と交通費の計5,300円が減ります。ただし、予約済みならキャンセル料がかかる場合があるため、そのまま5,300円を引けるかは予約条件によります。
支払い予定を月別に並べる
見積額が出たら、各費用を支払う月へ移します。カード決済なら、サービス側への支払手続き・請求と、銀行口座からの引落日は別に書くと残高を準備しやすくなります。
| 記入する項目 | __月 | __月 | __月 |
|---|---|---|---|
| その月に支払うサービス料金 | __円 | __円 | __円 |
| 交通費・会うときの本人負担額 | __円 | __円 | __円 |
| 準備費・その他の追加支出 | __円 | __円 | __円 |
| 支払月が決まった条件付き費用 | __円 | __円 | __円 |
| 合計 | __円 | __円 | __円 |
| 支払日・カード引落日のメモ | __ | __ | __ |
条件はあるが支払月が未定の費用:__円/条件__
この表の期間外に残る支払い:__円/予定月__
未確認の費用・支払条件:____
カードの利用月で記入するなら、引落月に同じ料金をもう一度足さないようにします。口座残高の準備には引落日を使い、表全体ではどちらの基準で記入するかをそろえてください。
実際の支払時期にはサービスごとの差があります。エン婚活エージェントはクレジットカード払いについて、登録料は入会手続き完了の翌月9日、月会費は利用当月分を翌月9日に決済すると案内しています。この支払時期を相談所全体の共通ルールにはできません。口座からの引落日はカード会社の明細でも確認します。
「見積もった期間」と「支払いが残る期間」を分ける
活動を3か月分で見積もっても、4か月目以降の契約や支払いが残る場合があります。自動更新を続ける予定、既に予約した企画、支払期限が先の料金があれば、期間外の欄へ書き足してください。
活動を休んだり、相手探しを終えたりしても、その日から料金が止まるとは限りません。退会・更新停止の期限や、利用を終える月の料金は契約先の案内で確認します。返金を受けられるか未確定の段階では、その金額を見込んで支払い予定を減らさない方が計画を立てやすくなります。
見積額が大きいときは、増えている費目から見直す
交通費がかさんでいるなら、会う場所や移動経路を変えられるか。使っていないオプションがあるなら、次の更新を続ける必要があるか。合計だけを見るより、費目ごとに考える方が変更できる部分を見つけやすくなります。
準備費は、購入や撮影が必要なものから順に見込めます。一方、必要な支援を削ったために活動が進めにくくなるなら、料金が下がっても続けやすい選択にはなりません。費用を払うことで何ができるのかも合わせて比べてください。
見積額を家計から出せるか迷う場合は、貯金・毎月の収支から婚活予算を考える方法で、生活費や今後の準備に残したいお金と照らし合わせられます。
実際に活動した後は、予定額の隣に支払った額を書きます。予想より増えた理由が分かれば、翌月の回数・場所・契約内容のどれを変えるか判断できます。
婚活費用の見積もりでよくある質問
何か月分を見積もればよいですか?
予定が立てられる期間を選び、契約や支払いがその先まで続く場合は別欄に残してください。本記事の3か月は計算例用の期間です。更新や予定変更の際に見積もり直せる形で十分です。
月額換算が安い長期プランを選ぶ方が得ですか?
使う期間によって変わります。一括で払う金額、活動できる期間、途中で使わなくなった場合の扱いを並べて考えてください。月額換算が低くても、最初に必要なお金は大きくなる場合があります。
デート代は男性が全額払う前提で計算しますか?
自分が負担する予定の金額を入れます。相手との相談や、所属サービスに支払いのルールがある場合はその内容に合わせてください。二人分の会計をすべて自分の婚活費にする必要はありません。
複数の方法を使うときは、合計を足せばよいですか?
各サービスの料金を足し、交通費・デート代・共用する準備費の重複を取り除きます。課金期間が重なる月も確認してください。併用した分だけ、会う回数も同じ割合で増えるとは見込みません。
候補の料金を、自分の予定に当てはめる
見積もりは、候補の料金を記入し、利用期間と会う回数を置き、支払う月へ割り振るところまでで形になります。条件付きの費用と未確認事項は別に残しておけば、後から更新できます。
最初から活動終了までの金額を言い当てる必要はありません。まず予定額を置き、実際に使った金額との差が出たら、翌月の回数や契約内容を見直せば十分です。


